第222回 定期演奏会
首席指揮者飯森範親の3回目のシンフォニー定期では、歴代のポスト指揮者と共演を重ねてきたブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を採り上げます。ブルックナー自身が何度も改訂を重ねたため複数の版が存在しますが、今回は飯森マエストロのこだわりで、ハース版とノヴァーク版の良いところを最大限に生かした楽譜で演奏します。前半は、第198回定期演奏会(2015年1月)で圧倒的なテクニックと表現力で聴衆を魅了したアレクサンダー・ガヴリリュク氏との再演で、プロコフィエフのピアノ協奏曲第1番をお届けします。プロコフィエフが音楽院在籍中に作曲した若々しくも既に世界観が確立されたこの作品を、プロコフィエフを得意とするガヴリリュクがどんな演奏を披露するかとても楽しみです。