第215回 定期演奏会
2016シーズン最後のシンフォニー定期は、2年ぶりに登場するイジー・シュトルンツが指揮を執り、ドヴォルザーク交響曲第8番をお届けします。2015年〜16年にかけて7番、8番、9番とセンチュリーの演奏するドヴォルザーク後期3交響曲を制覇するお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。そしてピアノ愛好家の間でも知名度が高い、ミシェル・ダルベルトをソリストに迎え、ピアノ協奏曲を2曲お届けします。
特筆すべきは「ブルレスケ」。まさにピアノとオーケストラが対等に競い合う名曲です。激しいリズムを刻むところがあれば、全く対照的に甘美なメロディーが散りばめられていたりと聴きどころ満載です。チェコ出身のマエストロとフランス人ピアニストが創り出す音空間を堪能してください。
※ミシェル・ダルベルトさんからのメッセージに、ラヴェル作曲”左手のためのピアノ協奏曲”が1932年に初演されたとありますが、正しくは1931年11月27日にウィーンで初演されています。